複数店舗を管轄する立場でありながら、現場のスタッフや空気に常に目を向け続ける大森さん。
その原点にあるのは、「人の気持ちにどこまで向き合えるか」という問いです。
入社当初は2週間まったく売れなかった経験を持ちながら、接客と向き合い続けることで自分なりの答えを見つけてきました。
現在は“人”を軸にしたマネジメントで信頼を集めます。
その歩みと原点に迫ります。
入社のきっかけを教えてください。
もともと凄くファッションに興味があったわけではないのですが、人と被らない個性的な服は好きで古着をよく着ていました。
そんな中、雑誌で尾花大輔さん(N.HOOLYWOODのデザイナー)の特集を読んだことがきっかけで古着とブランドには繋がりがあることを知り、ブランドに興味を持ったのを覚えています。
そのくらい洋服のことを何も知りませんでした。
それから富山で多くのブランドを取り扱っている店舗があることを知り、MAKESを知りました。
当時はお店に通い詰めていたというより、たまたまプライベートでMAKESスタッフと交流があった事もあり、その延長で足を運ぶようになっていました。
接客を受けて商品を購入したのはその時が初めてで、「接客でここまで人の気持ちは動くんだ」と身をもって感じた瞬間でした。
前職では建築の仕事をしていましたが、ロールモデルとなる上司に出会えなかったこともあり、次第にキャリアを見直すようになりました。
そんなときに出会ったMAKESのスタッフに「この人と一緒に仕事がしたい」と思える方がいたことは大きかったです。
もともと接客や人と話すことに苦手意識があったのですが、
同時に憧れもありました。
自分の気持ちから目を背けずに、人と接する環境に身を置くことで、
変えられるものがあるのではないかと思い、入社を決意しました。
接客ではどんなことを意識していますか?
入社から2週間、何も売れませんでした。
初めて売れたのは靴下ひとつ。
とても嬉しかった一方で「気を遣って買ってくださった」という有り難いながらも、悔しい気持ちも共にありました。
自分の接客を通して楽しんでいただき、気に入って購入していただきたい気持ちが生まれた経験だったのを覚えています。
その後入社4ヶ月でレディース店舗に異動しました。
当時は男性スタッフがレディースの店頭に立つこと自体が珍しく、メンズの店舗でもまだまだな環境の中で更に緊張していましたが
それは自分だけではなく女性のお客様から見ても緊張する状況だということを上司からアドバイスを頂き、相手の気持ちを考え先に言葉にすることを意識していました。
今でもお客様が緊張して入店されていると感じたときは、まずは安心して店内を過ごして頂けるようなお声掛けを心がけています。
接客は商品を提案するという事だけではなく、相手の気持ちを理解しようとするコミュニケーションが大切だと考えています。
当時の経験が今の接客に繋がっていると日々感じます。
マネージャーという立場で大事にしていることはなんですか?
現在は複数店舗を管轄する立場として、大切にしているのは「人」です。
各店舗を回る際は、売上や数字だけでなく、スタッフの表情や体調、空気感を必ず見るようにしています。
直接声をかけることもあれば、店長を通じて状況を確認することもあります。
複数の現場に足を運ぶからこそ見える変化や違和感があり、それを見逃さないことが組織全体の健全さにつながると考えています。
また、店舗運営においては「統一」と「個性」のバランスを意識しています。
全店舗で揃えるべき基準は大切にしながらも、店長ごとの考えや店舗ごとの強みは尊重する。
その両立が、結果的に会社の価値を高めると感じています。
自分の考えがすべてではなく、それぞれの現場に最適な形がある。
複数店舗を見ていて、その重要性を強く実感しています。
最後に、これから入社を考えている方へメッセージをお願いします。
地方の洋服屋には、若いうちだけする仕事というイメージがあるかもしれませんが、
でもそれは皆で変えていけるし、実際メイクスは違います。
会社としても制度や働き方は変化しており、生涯の仕事として考えられます。
年齢や性別に関係なくキャリアを築ける会社だと本気で考えています。
また、「話すのが得意じゃないと向いていない」と思われがちな仕事ですが、決してそんなことはありません。
実際に僕自身も得意ではありませんでしたし、むしろ人の気持ちを丁寧に考えられる人がお客様にも喜んでいただける場面も多いです。
この仕事は決してキラキラした部分だけではなく、泥臭さもありますし、人と向き合うからこその難しさもあります。
ただその分、自分自身の成長や人生の豊かさに直結する仕事でもあります。
どの会社に入っても大変なことはあります。
それなら、自分が興味を持てること、好きなことの中で挑戦してみませんか。
一緒に働ける日を、楽しみにしています。







